いるみたいだけど。今朝、5時ごろにふと天袋に登ってみようと

思ったの。いつもリンが気持ちよさそうに寝ているところはどんな

ところだろうと見てみたくなったの。そうしたらねぇ、リンが邪魔

するじゃないの。天袋の敷居のところに前足をかけて、私の足や

しっぽにパンチするのよ。私は怒って、リンの前足を踏んでやったの。

ついでにフ〜〜ッと威嚇してやった。リンは前足をずらせたのね。

そしたら、後ろ足が棚から外れて、懸垂したみたいになったの。

それでも、リンは片方の前足でぶら下がって、もう片方で猫パンチ

出してくるじゃないの。私も反撃しましたとも。おかあちゃんが

目を覚まして、「あっ、落ちるぅ！」って叫んだけど、リンはなんと

天袋まで前足だけで攀じ登ってきたわ。なんて子かしら！

なかったのかしら？私が下におりたら、ネネちゃんが私のお気に入りのところで危なっかしい恰好で

寝てたわ。落ちろ、落ちろって念じたけど寝たままで微妙なバランスを取って落ちないのよ。不思議だわ。

しかし、トラちゃん、見るたびに尻がでかくなっているような気がするけど、気のせいかしら。もう、

あっぽんって噛み付きたくてもできないわ。牙もなくなったし、また歯が折れると嫌だもの。

ないだけで、普通の人より元気みたい。おかあさんが家にいる

とおいしいものばっかりくれるから大好き。

おかあさんが病院から帰って、肝臓とかの転移が消えて

きてるって言ってたわ。治療して全部消えてしまったら、

臨床試験に参加できないんだって。そしたらおばあちゃんが

泣き出したの。おかあちゃんが入院した時、先生から延命治療

はされますか？とか人工呼吸器はつけられますか？とか

聞かれたんだって。それが嘘みたいだって。

ほんとに危なかったらしいわ。でも、ちっともそんな風には

見えないけどね。おかあさんがいなくなったら、私たち

またお家がなくなるかもしれないから、元気でいてもらわない

と困るわ。おかあちゃん、ちゃんとお利巧に治療してね。

先生に通院で治療してって大分ごねたらしいけど先生の一存

じゃできないって言われたらしい。ふくれてたわ。

でも、大きい病院だから仕方ないよ。私たちみんなお利巧に

待ってるからね。

ちょっと臭いから嫌い。これを塗られるようなことしないようにしなくちゃ。（by　ヒミコ）