今日はネネちゃんの診察日だったので、例のごとく暴れるネネちゃんをやっとのことでキャリーに押し込み
病院に連れて行きました。最近は触診だけですむので病院ではうなるだけでそれほどひどい暴れ方は
しません。でも、時間が長くなるとだんだん顔つきがおかしくなってきます。
ただ、そんなことよりも今日はとってもショックなことにネネちゃんのしこりはやはり再発であることが
わかったのです。自分なりにいろいろ調べていたこともあり、先生と話し合って、もうこのまま手術を
しないで成り行きに任せるという選択をしました。とっても苦しい選択だけど、その方がネネちゃんに
とっていちばん苦痛のない方法だからです。この線維肉腫は手術をするたびに悪性度が高くなること。
手術する場合、少なくとも腫瘍の周辺3cm以上を含めて切除しないといけないのですが、ネネちゃんの場合
それだけの広さで切除する余裕がもうなくて、また無理に手術してもすぐに再発してくる可能性が極めて
高いこと。抗がん剤である程度の延命はできるけど、副作用のためにQOLが低下すること。放射線は
あまり効果がなく、九州内にはその設備がないこと。そういうことをすべて考慮してそう決めました。
本猫はまだ元気いっぱいでご飯もたくさん食べて、太ってきてます。でも、何もしなければ平均6ヶ月しか
生きません。だんだん、腫瘍が大きくなると破れてきて強い痛みが出てくると思います。その時は
安楽死も考慮しなくてはならないかもしれません。でも、今は、少なくとも今は、いつものとおり、
毎日あたり前の生活をさせてやろうと思ってます。自分が癌になって、回りの人があたり前にしてくれる
ことがとっても嬉しくて、それで元気が出たから。ただ、私が入退院を繰り返すのでいつも側にいて
やれないことがとってもつらい。
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