S: 今日は何が食べたいね?
Y: 餃子!
S: そんなものが入るとね!
Y:入る入る!! ぎょうざぁああ
S: なら、今日は作る元気がないから買ってくるかねぇ。
Y: 今日は生餃子が特売だよ。買って来る!
S: なら、好きなもんば買っておいで。
(Yは大喜びで特売の生餃子を30個買ってきた。1個10円である。これの付け合せにホタテの
スープを作ろうということになって。。。)
Y:ほら、どこやったかねぇ、あの中国のホタテの干物。
S:冷蔵庫の一番上。 (Yはいそいそと鍋に水を入れ、干したホタテをぶち込む)
S:あっ!そんなに入れたらもったいなか!それは高いとよ。(慌てて鍋からホタテを20粒ほど
拾い上げ、紙に広げて乾かし始める) 一人3粒ほどで十分。
Y:今日こそは上手に焼くからね。
S:はいはい、頑張ってね。
(ホタテが戻ったところで、キノコと中華スープの元を加え、塩コショウで味を調え、レタス
を入れ、火を止める)
Y:中華スープ完成!次は餃子だ。
(念入りにフライパンに油を引き、十分に熱する。餃子を入れると中々いい音がして香ばしい
匂いがしてくる。)
Y:そろそろ水を入れてもいいかなぁ??
S:はい、水ね。(と横からフライパンに水を入れる)
Y:あっ、まだ確かめとらんのに。。。
S:よかたい。焼けりゃよかろが。
(フライパンの水がなくなったところでやけ具合を見て、皿に移そうとするが。。。)
Y:あっ!くっついて取れんじゃなかね。えいっえいっ!あ〜〜ん、皮がはげはげになったぁ。
S:あらぁ、水を入れるのが早かったかねぇ。
Y:だから、確かめてから水を入れるはずだったのに。。。
S:お腹に入れば同じたいね。
(Yは気を取り直し、2回目の分を焼き始める。今度は慎重にやけ具合を確かめてから、水を
入れる)
Y:今度こそ、今度こそ・・・えいっ!あ、うまくいった!!ほら、カリッと焼けたぁ。
S:あらぁ、上手上手。これなら店んのと変わらんたい。(うまくおだてるとYが調子に乗るのを
よく知っている)
Y:えっへっへぇ、おっほっほぉ!(上機嫌できれいに焼けた餃子を皿に移す。さっき、焼き
損ねた分は写真に写らないようにうまく隠す)
3人でやけ損ねの分も含めて貪り食い、満腹しました。病院でも餃子が出たけど見るのも嫌
だったのに、家で食べるとおいしいのはなぜでしょう??
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