その後近くのショッピングセンターで友人と待ち合わせ、一緒に昼食を食べました。彼女は私の
治療に必要な情報を集めるため、わざわざ医師の予約を取ってくれていました。お互いに子供を
抱えて孤軍奮闘してきたせいか、なぜかとっても気が合って、何でも話し合ってきた仲です。
彼女が離婚した時も、私が癌になって苦しかった時も、お互いに励ましあってきました。せいぜい
年に1回ぐらいしか会えないのに、ずっと側にいたような気がします。彼女の友人も子供連れで来て
いたので、一緒に車に乗って病院に向いました。しかし、離婚した時に車を元の旦那が持っていって
しまったので、本当に走るのかしら?というような古いバンで、しかも○菱製です。私が助手席に
乗ったので、息子を含めて3人は後ろの床に座りました。でも、カーブで息子は仰向けにひっくり
かえってしまいました。つかまるところがなかったからです。病院には彼女が付き添ってきてくれ
ました。ケアンズには専門医がいないのでgeneral practitionerです。日本で言えば、一般医もしく
は家庭医とでも言うのでしょうか。一般的な診察をして適切な専門医に紹介する立場の医師です。
いろいろ話をした後、知り合いの専門医に問い合わせ、どういう治療が行われているのか、費用が
いくらぐらいかかるのかなど、必要な情報を知らせてくれることになりました。でも、こちらの
お医者さんも耳にピアスなんかして、ちょっと見には先生には見えません。看護婦さんも化粧が
派手で、びっくりしますが、とてもフレンドリーで話しやすくて、こういうのもいいんじゃないか
とちょっと思ったりしました。とにかく日本の病院の雰囲気とは全然違います。
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