2004年11月3日
帰宅した日は、ルンルンと買い物に行き、橋のたもとに待機している八百屋猫ちゃん達にご飯

をやってちょっと遊んできました。相変わらずぶーちゃんの姿はありませんが、春に飢え死寸前

でここにたどりついた黒白ちゃんはちょっぴりふっくらし、毛色もよくなっています。いつもいる

黒ちゃんもご飯をねだって寄ってきます。「仲良く食べなさい」と言うと、えさ入れに顔を寄せた

のですが、なんと黒白ちゃんが猫パンチを繰り出して寄せ付けません。体ははるかにでかい

黒ちゃんは気弱に引き下がり、私の顔を見つめてミャァミャァと鳴きます。でも、カリカリをこれ

だけしかもっていなかったので、可哀想だけど黒白ちゃんが食べ終わるのを待ってもらいました。

この後、別の人が缶詰を持ってきたので黒ちゃんはご飯を食べることができました。黒白ちゃんは

お腹いっぱいなので缶詰はあまり欲しがらず、その人に頭をすりつけて甘えています。どうやら

なでてもらいたい風です。八百屋のおじさんが、「そん猫は飼い猫だったちゃろうね。えらい甘えて

から、なでてもらいたがるとよ。腹だけでなく、心もさびしかったっちゃろう。」と言いました。

おばあちゃんも、「猫も愛情が欲しいとばいねぇ。子供と同じやねぇ。」と言っておりました。幸い

この黒白ちゃんは、八百屋のおじさん始め、たくさんの人から可愛がられて、ご飯もたっぷりもらって

いるので生き延びることができました。それでも、家で飼われていた頃に比べたら寂しいのでしょう

ね。どれほど心が傷ついたでしょう。捨てるなんて本当に残酷だと思います。

この日は、鯛が丸ごと1匹580円だったので、それを3枚におろしてもらい、その他に豆腐、水菜、

白菜、くずきりなどを買い求め、鍋をすることにしました。昼はおじいちゃんが持ってきた新鮮な

葉つきの蕪をさつま揚げと一緒に菜焼きにしました。高菜漬けもチョーおいしくて、ご飯が進み

ます。この他に大根葉の漬物もおいしくて、たくさん食べました。ですが、どうやらこの蕪や大根

葉がくせものだったらしく、午後からお腹が少し張って苦しい感じになってきました。便秘もして

いたのでそのせいだろうと思ってたのですが、この時点ではそれほど深刻ではなかったので、

ぐっすりお昼寝をした後、鍋つくりです。ところが、いよいよ食べる段階になってきて、ますます

お腹が苦しくなってきました。でも、せっかくだから少しぐらい食べないとと思い、鯛をほんの

一切れと豆腐と野菜を少し食べました。下剤もちゃんと飲んだのですが、出なくて、だんだん

お腹の張りが強くなってますます苦しくなってきました。去年の腸閉塞の時の症状を思い出し、

ちょっと怖くなったので病院に電話して、戻ることにしました。やはり、腸閉塞寸前までいっていて

危ないところでした。すぐに強い下剤や腸を動かす薬を使いましたが、やはり出なくて、このまま

だとまたイレウスチューブかと思い、涙が出てきました。去年、それを4ヶ月近く入れられ、苦しくて

たまらなかったからです。お腹が苦しくて食べられないのもありますが、腸を休ませるため、絶食

になり、ひたすら出てくれることを祈ってました。翌日の夜になってようやく薬が効いて、便が

出始めて、楽になりました。危なかった。モルヒネで腸の運動が鈍っているので、一度にたくさん

食べたり、線維が多いものを食べたりするといけないのです。蕪や大根葉の茎のところが消化

できずつかえていたのです。でも、チューブを入れなくてすんだので涙が出るほど嬉しかった。

昨日は流動食でしたが、今日からおかゆを食べてます。その他に豆腐とかマッシュポテトとか

まるで離乳食みたい。でも、食べられるようになった途端、元気が出てきたのですから、食べる

ことの威力ってすごいなと思いました。そして、今後一度に餃子13個も食べるようなことはしない

と誓いました。


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