私は運がいいことに、今まで飼った猫におしっこの粗相で悩まされたことが一度もありません。
最初のタマちゃん、トラちゃん兄弟、ヒミコちゃん、リンちゃんと信じられないのですが、みんな
一度でトイレを覚え、どんなことがあろうともトイレ以外でおしっこをしたことがありませんでした。
今思えば、これは例外的なことなんですね。
ただし、人間はそうはいきませんでした。もう小さい時のことなので、ばらしても時効だと思うので
すが、下の息子は外出するとぎりぎりまでトイレを我慢するので、その都度何かが起こりました。
3歳の時、スケートに連れていったのですが、スケート靴を履いてしまった後におしっこに行き
たかったのを歩きにくいので我慢していました。ずっと一生懸命我慢していたけど、寒いので
事態は切迫してきました。そして、とうとうリンクの中で転んだ拍子にジョジョーと出てしまいました。
気持ち悪いので四つんばいになっておかあさんのところに戻って泣きました。おかあさんは慌てて
靴とズボンを脱がせて後始末をしていたら、息子が作ったおしっこの水溜りにさしかかったアベック
がそこでスッテ〜ンと勢いよく転びました。そして、「こぎゃんところに水がたまっとるけん、でけん!」
と文句言ってました。おかあさんは謝るべきかどうかかなり迷った挙句、知らん顔をすることに
しました。だって、なんと言って謝ったらいいかわからなかったし、そのアベックにとっては水溜りと
思っていた方が幸せだろうと考えたからです。あのアベックはあれからどうなったのでしょう?
もうスケートができる季節になってしまったのですね。今年はおばあちゃんに紅葉を見せると約束
していたけど、間に合いそうにありません。でも、ひどく寒くならないうちに行きたいな。
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