2003年3月23日
かあちゃん、よその猫の匂いつけて朝帰りした。すねてやる!
空家の床下に置いた餌はきれいになくなり、ロス子ちゃんかどうかははっきりしないものの、間違いなく猫がいるという

ことで、夕べ捕獲を試みることになりました。めぐさんも応援に来てくださり、Kennyさんが送ってくれたテープや猫砂

を持って、日が暮れる前に現地に赴きました。ためしにテープをかけてみようかということになり、テープを回したら

すぐに猫が現われました。めぐさんが指差す方を見たら、ロス子ちゃんです。間違いありません。テープの音がする

方をじっと見ています。よかった!無事でいてくれた。すぐにKennyさんに電話し、無事を伝えました。

日が暮れてから捕獲器をセットし、テープを流します。1時間ちょっとして覗いてみたら、猫は入っていなかったけど、

プレーヤーをひっくり返し、捕獲器にかけた毛布がめくれていました。回りを歩き回ったようです。

それから断続的にテープを流しながら待ちつづけますが、一向に現われる気配はありません。幸いなことに他の

野良ちゃんも現われないので、ただひたすらロス子ちゃんが来るのを待ちます。

12時過ぎた頃、道路を渡って白っぽい猫が一直線に空家の庭を横切って捕獲器のほうに向っていきました。

「あ!あれ入るとまずいからとめようか。」と言っているうちにあっさりと捕獲器に入ってしまいました。

警戒心ゼロです。中を見たら土管のようにぶっといシャムネコで、めぐさんと抱えたけど、腰にずしんと響きます。

どうやら7kgぐらいありそうです。里親さんの家まで運び、捕獲器から出そうとするのですが、でっかい上に変に

落ち着いていて、ごろにゃんしそうな雰囲気です。首輪がついているので飼い猫だと思いますが、この際、心で

謝って拉致させてもらうことにしました。飼い主の方、ごめんなさい。

これだけ太っているからご飯たくさん貰っているでしょうに。。。

それから場所を少し変えて、再び捕獲器をセットしました。道路からは見えないけど、上の駐車場からは様子が

わかるので、ずっと車の中で見ていました。今か今かと思うので、眠れません。

でも、時間は容赦なく経っていきます。5時半ごろ「今日はだめかもね。」と言いかけた時、めぐさんが

「来てるぅ」と言って捕獲器の方を指差しました。確かに捕獲器の前に小柄な黒っぽい猫がいて、中を覗いています。

「ロス子ちゃんだ!」私たちは顔を見合わせ、もう少し、もう少し、と祈るような気持ちで見ていました。

確かに捕獲器に入りかけたように見えましたが、実は前足だけを突っ込んでいたのです。そして、入り口付近に

撒いてあったカニカマスライスだけを引っ掛けて取り出し、それを食べた後に後ろに回り、毛布を揺らしていました。

きっと奥の方に置いてあったカリカリを外から取ろうとしたものだと思います。それからまた姿がみえなくなりました。

一筋縄では行かない猫ちゃんです。空家の取り壊し前になんとか捕まえたいので、6時ちょっと前にKennyさんに

電話をして、24時間捕獲器をそのままセットしておいていいかを尋ねました。いずれにせよ、もう空腹でたまらない

状態になっているので、後1歩奥に踏み込んでくれさえすればつかまります。こうなったら根競べです。

午前中、私は仕事があるためいったん帰り、里親さんがその間様子を見て、里親さんが仕事でいない間、私が

見張ることになりました。今日こそは中に入ってください。ロス子ちゃん、お願いします。


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