夕べはささやかにお通夜をしましたが、トラちゃん、ずっとネネちゃんの側を離れません。何かを感じている
のでしょうか。ものは言わないけど、様子を見ていて不憫でなりませんでした。そして、今朝、葬儀社の人が
来て、ネネちゃんをお棺に移す前、トラちゃんはネネちゃんにお別れを言うように覗き込みました。
ヒミコちゃんもリンちゃんも寄って来てちょっとだけお別れしました。いつもならリンちゃん、知らない人が
来るとたちまち雲隠れするんですが。。。ネネちゃんはテレサさんやはなにゃんさんが作ってくれたネックレ
スも一緒にお棺の中に納まりました。近くの公園から一枝だけ咲いたばかりの桜を取ってきて、それも記念
に入れてやりました。簡単にお葬式を済ませ、ネネちゃんは白い着物を着て、私たちが書いたお別れの
メッセージを携え、金襴の布で被われたお棺に守り刀までつけてもらって旅立ちました。葬儀社の人が
「最近は虐待なんかがひどくって、こうやって自宅で看取られて、送り出してもらえる猫ちゃんは本当に
幸せなんですよ。」とおっしゃってました。事故や虐待にあって亡くなった犬や猫も縁があれば無縁墓地
に入れて供養なさるんだそうです。私は病院に戻らねばならなかったので、一緒に火葬場まで行けな
かったけど、チャチャと同じ墓地に入れてくれて、過去帳にもちゃんと名前を書いて永代供養してくれる
そうなので、心残りだけど、マンションの玄関まで下りて車を見送りました。お棺を部屋から出すとき、
トラちゃんはやっぱり後追いして走ってきました。チャチャのときと同じです。葬儀社の人が「あの猫ちゃん
兄弟ですか?」と聞いたのでそうだと答えたら、「しばらく寂しがって苦しいから、注意して見てあげてくだ
さいね。」と言われました。息子が帰ってからずっと息子にしがみつき、ちゅぱちゅぱし続けているそうです。
トラちゃんも気持ちが落ち着くまでまだしばらくかかりそうです。でも、ヒミコちゃんやリンちゃんがいてよかった
ね。でないと本当に一人ぼっちになってたものね。
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