今日のお昼には再び姑が山菜おこわを蒸かしてくれたので、大喜びで食べ、これで夕食もなあ〜もせんでよか!
と思っていた嫁は、蒸し器の中を覗いてびっくり。1升はあったはずなのに、見事に空っぽ。後の楽しみを
考え、控え目に食べたはずなのに・・・と激しく悩む。
Y:あ、あの、おこわはもうないと?(恐る恐る聞く)
S:ああ、あれね。お隣とお友達に分けてやって、その残りはぜ〜〜〜んぶ冷凍した。ちょこっとしか残らん
やったばってん。
Y:じゃ、夕方は食べられんじゃなかね。(涙)
S:へっへっへ。昨日あれだけ食べたろうもん。冷凍したとは入院して食欲がなか時に持って行く分たい。
Y:なら、スパゲッティでもしようか。お吸い物するつもりで三つ葉やらアサリやら買うとったけん。
S:はいどうぞ、作ってください。
Y:(いくらなんでもこれくらいはしないといけないだろうと思い、支度を始める。その周囲を姑はうろうろして
覗き込む)炒めるとはアサリが先やった?
S:アサリは炒めんでもこれをぶっかけて蓋しときゃ開くよ。(と自家製ブドウジュースが中途半端に発酵したもの
を引っ張り出してくる。)
Y:あ、そん、でき損ないワイン!
S:ちゃんとワインになっとるさね。この間東京から来たお嬢さんに飲ませて確かめたろうが。(注:七海さんのこと)
Y:変な味にならんやろうねぇ。。
S:あん、ソ連の酒んごと強うなかけんよかたいね。(と言ってじゃばじゃばと注ぐ)
Y:(わしゃ知らんもんねぇと内心思いながら、黙ってパスタをかき混ぜる。しばらくして心配になり、フライパンの
蓋を開けると、香ばしい匂いがしてアサリがパカッパカッと口を開けているところ。)
Y:わ〜!ひ〜らいたひ〜らいた。アサリがみんなぁひ〜らいた。♪
S:ほら、キノコやらはよ入れんば。
Y:ほいほい。
S:塩と胡椒をぱ〜らぱらっと。。。ほれっ、パスタを入れて。
Y:へいへい。
S:三つ葉を散らして、かき混ぜて、よしっ!出来上がり。しかし、あんたほんとにそんだけ食べるとね。
Y:食べんでか。また入院したら食べられんもん。
S:ま、よかろう。けど、お腹が破裂せんごとね。
で、結局Yは200g近いパスタをペロリと平らげたのです。ただし、その後動けなくなり、皿洗いは結局姑の仕事と
なりました。
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