Y:きゃぁ、で、でかいっ!しかも1本じゃなかっ。2本以上箱に入っとる松茸見たことなか。。
S:あら、大きかねぇ。こんなにたくさん、もろうてよかとだろうか?気の毒なごたる。
Y:いや、せっかくだけん、おいしくいただきまっしょ。あそこはすき焼きばしとったよ。
S:肉だろ?そいはねぇ。。。せっかくならじいちゃんも呼んで一緒に食べた方が。。
Y:なら、明日までお預け?(もう一刻も早く食べてみたい)
S:一部だけ、使ってみるか。
Y:うんうん(大きくうなづく)。一度でよかけん、丸ごと焼いてカボスばギュウと絞って、醤油を垂ら
して食べてみたか。
S:そがんすっと、足りんごつなるけん、今日は松茸ご飯!どれか、1本か2本入れたらよかろ。
(1本箱から取り出す)
Y:あ、それは傘が開いとらんで、小ぶりだけん、もったいなかよ。こっちがでかかし、傘も開いとるし
1本ですむかもよ。(と慌てて大きいのを取り出して見せる)
(2人でしばし、決めかね、う〜ん、う〜んと言いながらどれをご飯に入れるか考える。結局嫁の意見が
通り、一番でかいのを1本入れることに。。)
S:今日は私が作ろう。
Y:(新聞を持ってきて)ここに松茸ご飯の作り方載っとるよ。
S:よしよし。あんたはよかけん、寝ときなっせ。(材料が貴重なので、警戒して作らせない。)
Y:(仕方なしに、テレビを見ながら寝そべる)
S:でけたよぉ!あらっ、ほんとに寝とるわ。鼻先にちらつかせてやろ。
Y:ふにゅっ!あっ、松茸の香りだッ。
S:目が覚めたか。おいしかよ。
Y:あわわわ、ご飯の中にしっかり松茸の切り身が入っとる。しかも、厚いのが。こんなの初めてだ。
うまいうまい!
S:久しぶりにちゃんとした松茸ご飯食べたねぇ。入院前でよかったねぇ。
というわけで、生まれて初めて松茸だけが入っている本物の松茸ご飯食べました。おいしかったです。
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