2003年4月6日
ロス子ちゃんは夜になると自分の部屋から出て来て、昼間はこうしてずっと押入れの中にこもっています。

本当は部屋に戻りたいのかもしれませんが、みんなが代わる代わる見張っているので、思い切って出てこられ

ないのかもしれません。私が名前を呼ぶとミニャッと可愛い声で返事をします。そして、そろそろと出て来てなでて

くれといいますが、私の後ろにふくれっつらをしてトラちゃんたちがじっと見つめているので思い切ってごろごろ

して甘えることができません。やっぱり猫に対して相当遠慮しているようです。1対1で接している時はとても表情

豊かで、甘え方も可愛いのに。。

でも、今朝は面白い現象が起きました。ロス子ちゃんはカリカリをお皿に入れる音に弱いのです。怖いのも忘れて

飛び出して来ました。他の猫が食べている間、物陰からじっと見ています。家の猫たちは何か視線を感じて

落ち着かないのか、いつもと違い大慌てで食べます。ヒミコちゃんはしつこく缶詰をねだったので缶詰をあけて

やりました。するとロス子ちゃんがするするとそっちに移動して、椅子の陰からじっと見つめます。ヒミコちゃんは

いつもならちょこちょこと食べてすぐ止めるのに、今日に限ってさらに覆い被さるようにして慌てて食べています。

どうも取られるような気がして落ち着かないに違いありません。ヒミコちゃんがほぼ食べ終わり、皿から離れた

とたんにロス子ちゃんがさっと皿の所に行って、ヒミコちゃんが少し残した分をなめ始めました。後ろを向いて

身づくろいをしていたヒミコちゃんがハッと振り向いて、もう自分は食べ終わっているくせに、ヴヴヴヴヴゥと文句

を言いました。ロス子ちゃん、めげずに皿をなめています。とうとうヒミコちゃんが低くうなりながら側に近寄って

行きました。そして、前足を振り上げました。ロス子ちゃんは素早く身をかわし、押入れに逃げ込みました。

ヒミコちゃんは押入れの前で少しうなって文句を言っていましたが、それ以上深追いはしませんでした。

これ以来、家の猫たちはチョコチョコ食いをやめて、あたりを見回しながら大急ぎで食べるようになりました。

うっかり残すと全部食べられてしまうからです。

その後、またロス子ちゃんは押入れから出て来て、おもちゃ箱の方に行き、嬉しそうにおもちゃを引っ張り出して

いました。その姿は本当に子猫みたいに無邪気で可愛いなぁと思っていたら、リンちゃんが目ざとくその様子を

見つけ、ロス子ちゃんの方に飛んできて、またぺちぺちしました。ロス子ちゃんはまたまた慌てて押入れに

こもりました。なんだか見ていて可哀想だなぁ。ヒミコちゃんの時もリンちゃんの時も最初みんなびっくりして

フーシャー言ってたけど、そうされてもこんなに遠慮してなかったし、びくびくもしなかったので割合に早く

慣れてしまって平気になったのですが、ロス子ちゃんは極端に用心深いので余計に家の猫たちも強く出るのかも

しれません。1匹飼いかもっと猫の数が少ないところの方がやっぱり幸せだろうと思います。

あんまり可愛いから情が移ってしまいそうだけど、ロス子ちゃんの幸せを考えたら、いい里親さんを見つけて

あげなくてはいけないと思いました。思いっきり甘やかして可愛がってくれるところがいいよね、ロス子ちゃん。

今日からおばあちゃんがいないので、ご飯も作らねばならず大忙しです。普段、何もしていないので、どこに

なにがあるかわからない!奥さんが旅行に行った旦那みたいなもんです。当分、バタバタですね。


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