オミくんは元気一杯に育っているようです。ミルクのみの子猫は手がかかって大変だけど、もうそんなこと
気にならないほど可愛いんでしょうねぇ。でも、おばあちゃんは、「猫も可愛いけど、母親も可愛がって
くれんかねぇ。」と言っておりました。私が入院している間は、話し相手(漫才相手?)がいないので
つまらないそうです。順調にいけば、28日にもう一度治療して、退院となります。いつの間にか、もう1年
経とうとしています。去年入院した時は、腸閉塞のためお腹は蛙のように膨れ上がり、水も飲めず、食べ物
も口にできずで、手術も不能。時間の問題というような状態でしたが、とにかくもまあまあ元気で1年生き延
びました。まだ、お腹の中にはあちこち腫瘍があって、決していい状態ではないけれど、とりあえずはこれ
以上悪くならねば、何とかもうちょっとは生きられるかなぁと思ってます。でも、不思議なことに私よりずっと
病状が軽い人の方が、いかにも重病人みたいに息も絶え絶えになってらっしゃるのに、私は見かけは
とっても元気で、やせもせず、看護師さんから「これ以上太らないでくださいねっ!」と釘をさされる始末
です。前、同室になった方は、治療の間中、ぶつぶつと文句を言って、「もう嫌だもう嫌だ、死んだがまし」
と一日中おっしゃってたので、こちらまでどよ〜んと暗い気分になって、食欲までなくなり、個室に移れた時
は心からホッとしたものです。気持ちの持ち方はとっても大事だと思うし、せっかくまだ生きていられるのだ
から、毎日楽しいことを考えた方がずっといいのではないかと思ってます。今は、化学療法の後で気分が
悪い時は、「これが効いたらトラちゃんたちに会いに行って、花見して、おいしいもの食べて・・・」とそんな
ことばかり考えてます。そうしたら、いつの間にか辛い時期は過ぎ去って、また元気になります。
明日はないかもしれないけど、そう思って絶望して暗い毎日を過ごすより、やっぱり明日の楽しいことを
思い描いて生きていきたい。そして、思っていたことが実現したらどんなに嬉しいでしょう。
もうちょっと頑張ります。で、トラちゃんたちがみゆきさんのところに行ってから、なぜか脱走したい気持ちが
起きなくなりました。山梨まで脱走して行くには遠すぎますもんね。(笑)トラちゃんたちも楽しい毎日が
過ごせているようで本当に嬉しいです。
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