早いものでもう5月になりました。少しずつ、家の中から猫の道具や痕跡が消えて行きますが、まだ
私の部屋には一緒に暮らした記念の足跡(爪痕?)が残ってます。みんなで何度も箪笥に上り下りした
時の傷。それに襖のビリビリ。。もうしばらくはこのままにしておこうと思ってます。
ヒミコちゃんとリンちゃんの鼻の傷も治ってきました。きっとキャリーから出て、私を探そうと
必死で鼻を押し付けたのでしょう。でも、鼻の傷が消えると同時に、びっくりしたことも、不安に
なったこともみんな忘れていってくれているようです。
実況中継:今夜の晩御飯 S:姑、Y:嫁
水菜と揚げの菜焼き、海老団子と三つ葉の吸い物、辛子レンコン、大根葉のジャコ炒め
私のAHCCが切れたので、姑が町まで買いに行ってくれました。が、いつもの薬店には在庫がなく、
「毎月のことですからいつでもお取り置きしておきます。」と言ったじゃないかと文句を一杯言って
ちょっとすごんで帰ってきました。余程腹が立ったらしいです。その途中、産地直売の店で葉っぱの
ついた大根とニンジンを買ってきました。それで、急遽保存食の大根葉のジャコ炒めがメニューに
加わりました。
Y:わ、きれいな葉っぱがついとる。あの、ジャコと炒めたやつ作ろうか。
S:そんつもりで買うてきたとよ。ほら、下ごしらえやってごらん。
Y:(葉っぱを切り落とし、ざっと洗って、根元を切る。)
S:あ〜っ、根元を切って落としてしもうたら、葉っぱがバラバラになって切りにくかろうが。
根元に大根の頭をつけたままにして、葉っぱの先の方から切ると楽なんよ。
Y:もう遅かばってん、今度からね。
S:あ、根元の固い所はもちょっと小さく切らんば。ま、家はみんな歯が強かけんよかか。。
ほらほら、炒める前に調味料を揃えておかんば、炒め始めてから出しよったら間に合わんよ。
Y:(慌てて火を消し、入れ物に醤油、赤酒、みりんを合わせて入れる。)
S:ついでに菜焼きの調味料も用意しとったらどうね。
Y:(さらに慌てて別の入れ物にやはり赤酒、醤油、みりんを合わせて入れる。)
S:あまり長く炒めるとしなっとなっておいしくなかけん、ざっと火が通ったら調味料を入れて。
Y:(全く同じ入れ物2つに菜焼きとジャコ炒めの調味料を準備してしまったため、どちらがどちらか
わからなくなる。)あれ〜っ!どっちがこれ用だったかねぇ。
S:知らんよ。自分でしたけん覚えとろうがね。
Y:それが、覚えとらん。。。
S:「困った頭やねぇ」(両方なめてみて、「こっち!」と差し出す。)
Y:(調味料を入れ、柚子胡椒を振り、余熱でしんなりならないうちに皿に盛る)
一丁上がり〜ぃ!次は菜焼き。
S:大根葉と同じ要領でね。
Y:揚げは後? S:そうそう葉っぱが先。
(水菜なので水分がいっぱい出る。)
S:汁がもったいないねぇ。とろみをつけよう!
Y:片栗、片栗・・(慌てて片栗粉を小皿に入れ、水を少し加えて、よく混ぜ、フライパンに
回しかける。)
S:よお〜し!うまい具合にできた。後は吸い物ね。
Y:(あらかじめ昆布で出汁をとっておいたので、薄口醤油、塩、みりんで味を調え、
お椀に入れておいた夕べの海老団子と三つ葉の上に注ぐ)
おわ〜っ!いい感じ!
S:あら、なかなかいい具合に味がなっとる。よしよし。(しかし、内心盛大に三つ葉をぶち込んだ
なぁと思っている)
Y:(褒められてすっかりいい気になり、ルンルンしている)
さて、辛子レンコンも切ったし、食べようか!
S:おいしいおいしい!おいしければ多少のことは。。
Y:なにっ? S:いやなんでんなか。あはははは。。
かくして今日も無事においしく食べました。
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