Y:わ〜い!終わった終わった(喜喜喜)
S:あら、終わったねぇ。よかったねぇ。(かなりホッとする。)
Y:今日は中華料理にしよう。鶏肉があるなら甘酢あんかけ。
S:そうそう、この間簡単な作り方ってのがテレビでありよった。ためしてみようかねぇ。
Y:えっ?そんなのあってた?覚えとらん。。。
S:ほら、野菜は油通しせんで、軽く茹でて後で炒めるとたい。ちゃんと料理番組は見とかんば。
Y:鶏肉は?どがんすると?
S:あら〜、どがんしよったかねぇ?それも茹でたんじゃなかったかねぇ。。(記憶があいまい。)
よかよか、とにかく全部一度茹でてしまお。鶏肉は片栗粉ばまぶして。
Y:え、茹でる時片栗粉つけるとね?茹で汁がどろどろならん?
S:よかたい。どぎゃんかなるくさね。そうそう、お湯にちょこっと油ば入れよった。
Y:(おそるおそる鶏肉に片栗粉をまぶし、お湯に入れる。)野菜が先の方がよかったかねぇ。
S:なんでちゃ、よかよか。また後で炒めるとだけん。(そう言いながら、野菜も全部ぶちこんでしまう。)
Y:あ、あっ!全部いれてよかとね?
S:よかくさ。ざっと火が通ればよかとだもん。(しばらくして、ザルに茹でた野菜と鶏肉をあける)
あ、肉には茹でてから片栗粉をつけるとだった。今思い出した。
Y:そがん言うたって、もう片栗粉は溶けて流れて落ちとるよ。もう1回片栗粉ば付け直すとよかたい。
S:なら、今から鶏肉ば発掘せんば。。。野菜に埋まってしもうた。。。
(2人で野菜を掻き分け、鶏肉を探し、別のボールにいれる。)
Y:せっかくだけん、塩コショウしようか。
S:あらっ、しとらんだったね。
Y:しとらんよ。
S:ならせんね。(Yは鶏肉に塩コショウして、それから片栗粉をまぶす)
S:今度はそれば大目の油で焼いて、いったん出してから野菜ば炒めて、そいから、また肉ば戻して
甘酢ばかければよかとよ。
Y:もう間違いなかろうね?
S:あるわけなかろが。最後はちゃんとなればよかたいね。
Y:(姑が言った通りに鶏肉を焼く)ヒョエッ、ホエェ、ギャッ
S:なんばしよっとね?
Y:油がはねよる〜!よけるのが大変ある〜。。
S:なんがそいくらい。ほらほら、焦げ目がついたらいったん取り出さんば。
Y:(油はねを避けようと大慌てて肉を掬い取る)これに野菜を入れると?
S:そうそう。(と言った途端、もう野菜を中華鍋に入れている)
Y:きゃっ!まだ心の準備ができとらんだった。
S:なんが準備か!さっさとせんばできんたい。
Y:もうこれくらいでいいかな?
S:どりゃ。(と覗いた途端、またさっき取り出しておいた肉を入れる)
Y:ああ、びっくりした。
S:ぬくもったら、甘酢ば入れて、とろっとしたらよかよ。
Y:でけたぁ!
途中ちょっと危ない場面がありましたが、大変おいしくできました。来週は姑が「上げ膳、据え膳だ!」と
喜んでおります。私も嬉しい。
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